スペインタイル <キッチンタイル>制作

                     オーダーキッチンタイル
                       ~制作日記②~
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このタイル、水彩技法は、色のついた顔料を、分量分をとりだして、すこしずつ水で溶いて、筆で描きます。そして、1枚1枚このちいさな葉っぱたちに、3段階の色を順に乗せていくのです。

まずは、一番ベースになる色を一番薄く、すべての葉の色に合わせて作った混合顔料を乗せます。
くるくると回転台を回していきます。次に2段階目の少し、濃い色をのせ、3段階目、と段階ごとに乗せて、全体のバランスをとります。1枚だけ、3段階乗せて、また次の葉、へ移ることはしません。すこしづつ色が変わってしまって、全体の色味が変わってくるのです。
そして最終3段階目に来る頃には回転台は数百回目の回転をしているころでしょう。
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だんだんと立体感がみえてくるこの作業、急に形が現れる面白さをずいぶん経ってから知りました。そんなに色の差が出ないような気がしても、3段階色を乗せるのと、2段階で終えるのとでは、やっぱり立体感が違ってくるのです。

そして、そして、縁取りの線を最後に滑らかな、そして、植物らしく柔らかな線を描き仕上げへと入っていきます。生のタイルに水分をとられ、筆がつっかかるこの線を滑らかに描けるまで、ずいぶんと作品を作りました。レッスンにいらしている生徒さんもこの線描き、泣き(;^^;)テーマです。ここでぐっと絵が締まってくる楽しさ、なかなかです。

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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by viva-spain-yumi | 2009-03-14 00:21 | 「その他作品類・お仕事」 | Comments(2)

Commented by Client at 2009-03-14 08:44 x
製作の楽しさが、こちらにも伝わりとても嬉しく拝見しています。水彩技法、画用紙に描くのとは違って、筆の運びに技が必要なのですね。筆の味のある線が現れて、葉の葉脈、動き、バジルなんて独特の丸みと柔らかさまで感じます。色付けの段階を増すごとに、葉の表情が出て、立体になり、最後の縁取りで絵をしめ、本物のように感じ、水彩技法の素晴らしさを感じています。大変な作業、心のこもった作品を眺めながらキッチンに立てるのを嬉しく励みに思います。スペインタイルならではの焼き上がりの姿が、益々楽しみになりました。
Commented by ゆみ at 2009-03-17 23:20 x
こんにちは♪この機会に、PC面倒くさがりなのですが、いつも以上にがんばって制作過程の写真をパチパチと撮って書いてみましたが、わかりにくいのでは?と思っていたので、まるで、制作経験があるようなくらい理解をいただいていて驚きました!さすがです。
いつか機会があれば、この技法、体験してみてくださいね。きっと上手にされることと期待(^^*)です。過程の割には、ラフな仕上がりになる不思議(!)もまたお楽しみにしていてくださいね。

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